さんぽの会です。私たちは関東近郊の低山を自分の足でめぐり、
自然に親しむことを目的に活動するサークルです。
今回の活動では、
雨の合間を縫って、十国峠から日金山(ひがねさん)まで散策してきました。
「十国峠」という名前は、かつてこの場所から伊豆、駿河、遠江、甲斐、信濃、相模、武蔵、
上総、下総、安房の十か国が一望できたことに由来しています。
現在の地名でいうと、静岡県、山梨県、長野県、神奈川県、東京都、千葉県にあたります。
JR熱海駅に到着後、バスで「十国峠登山口」まで向かい、そこからケーブルカーで峠へ登りました。
その後、日金山を目指して歩き始めます。
日金山の起源は、274年に松葉仙人が伊豆山の浜辺で見つけた、光る不思議な鏡を祀ったこととされています。
道中、多少のアップダウンがありましたが、石仏が点在し、静謐で幽玄な雰囲気を醸し出していました。
小滝や木橋などもあり、見どころの多い魅力的なコースです。
歩くこと約2時間半、湯河原の「こごみの湯」に到着。湯につかって一息ついた後、帰路につきました。