先月の挨拶でも触れましたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、世の中はまさに非常事態宣言中といってよい状態です。
つい先日までは、人手不足、好景気でしたが一瞬にして事態が一変しました。

私共の会社は、医療福祉の中で仕事をしており、このような事態に直面した時に何か社会のお役にたてないだろうかと考えていたところ新聞で、東京大学発のスタートアップ企業が開発した限られた水を繰り返し浄化・循環させて使うシャワーの技術を活用し、昨年の台風被害の際に大活躍したという記事を目にしました。

調べてみると、今回の新型コロナウイルス対策でもWeb会議のシステムを無償で提供する企業など多くの事例があることが分かりました。

さて、私達には何ができるでしょう？医療用カーテンを再利用商品の提供や福祉車両を災害時に車いすの方への移動手段として提供するなどさまざまな考えが浮かんできました。

医療用カーテンは布なのでマスクとして使用可能なのではと、試作品をいくつか作成してみました。
また、防炎加工も施しており、しかも丈夫なので小学校などで使用している防災頭巾のカバーにもよいのではと試作をしているところです。
まだまだ改良が必要ですがこういった発想で社会に役立つ製品を提供できればと考えています。
苦しい時こそ知恵の出しどころです。

イベント自粛など厳しい状況は続きますが、前向きに頑張っていきましょう。

代表取締役社長　松原達也